川越市

次は埼玉県の川越市です。都心からでもわずか1時間でいけます。副都心線が開通してアクセスがかなりよくなり、それに伴って「小江戸」とも称されるこの街の人気も増しているようです。もともと江戸時代には有力藩主のもとで商人や職人の街として活気をあふれていたのです。
まずは醸ん楽座(かもんらくざ)での見学と体験です。これは2007年3月オープンした観光文化施設で、蔵造りの町並みのすぐそばにあります。
老舗の醤油、地酒の醸造所、ガラスアート、団子屋、せんべい屋など、いろいろな職人技が集結しています。
ここの核となる存在が老舗の「松本醤油商店」です。昔ながらの製法で、丁寧に時間をかけて醤油を作り続けています。松本醤油商店の醤油をつくる蔵は、なんと1830年に建造されたものです。この醤油蔵も含めて工場内を見学するツアーが毎日開催されています。
小江戸鏡山酒造も川越が誇る地酒の「鏡山」を醸造している製造所として有名です。明治8年創業で、まさに小江戸を代表する銘酒として愛されてきました。一度その歴史を閉じたのですが、地元からの再興を望む声に後押しされて、平成19年に新たに「小江戸鏡山酒造株式会社 」として復活しました。
そのお隣には、ガラスアーティストの吉野正也さんが手がけるガラスアートショップ&工房の「Blue moon」があります。陶器とは違った手触りや味わいが魅力です。ここで自分の作品を作ることもできます。
休憩するなら敷地内のカフェ蔵がお勧めです。築100年の蔵を改装した独特の雰囲気の店内は、高い天井と落ち着いた照明でゆったり過ごすことができます。川越はおみやげも食事もいろいろ楽しめますよ!