都心から片道2時間で行ける!風情ある街歩きが楽しい場所



蔵の街

 

 

最後は栃木県の栃木市を紹介します。東京からなら約1時間半で到着します。栃木は蔵と川の町で、ぶらぶら歩いてみるのにはまさに最適です。東京からはJR東日本の両毛線、東武鉄道の日光線で行けます。

 

さて、メインは「蔵の街大通り」と書かれた通りを歩きます。しばらく歩いていくと前方に味わいのある建物が見えてきます。これは蔵ではありませんが、創業が嘉永元年という老舗の人形店で、建物、看板が懐かしい感じです。雛人形、五月人形、盆提灯、羽子板、破魔弓を販売しています。

 

すぐ近くの別の蔵っぽい建物は「観光総合案内所」です。栃木初訪問の人ならここに寄っておきましょう。散歩する際、ここは見るべきというようなスポットなど親切に教えてくれます。

 

この街をただ歩いているだけで楽しいのは、古い店舗がそのままあったり、交番や郵便局も蔵風になっている点です。お手洗いなども蔵風なのですから驚かされます。

 

コースは日光例幣使街道から巴波川と進みます。日光例幣使街道の由来ですが、徳川家康の死後、「東照大権現」という神号が朝廷からり下賜され、家康は日光に祀られました。その日光に朝廷から家康の命日に使者が行ったのですが、その街道だからこの名称になったわけです。

 

宿場町としても栄えたのが栃木宿です。栃木宿の嘉右衛門町は、例幣使街道に沿って発展し、伝統的建造物群保存地区にもなっています。つまり町並全体がまるで博物館という感じなのです。

 

グルメ的には栃木のご当地ラーメン「夕顔ラーメン」を出しているお店に行ってみましょう。夕顔麺とは、栃木の名産の干瓢の原料となる夕顔が麺に練り込まれたもので、つるした食感が美味しいですよ。